なぜ140円のお茶が300円で売れるのか!ネパールフェスにみる高額化のトリック
日曜日の朝、妻は言いました。
(妻)「今日の予定は?」
(鈴木)「えっと、、、特に。。。」
(妻)「上野の博物館行く?」「子供の夏休みの思い出に」
そんな感じで鈴木家、そそくさと支度を済ませ、いざ、上野へ。
電車の中で、国立科学博物館で「深海」展が絶賛開催中であることを確認
(入館から3時間後)
なんやかんやありまして、見終わって館を出てきたのが、お昼もとっくに過ぎた1時半
家族4人、疲労と暑さと空腹でフラフラです。
(ここからが本題)
とそこに、
えもいわれぬ、エスニックな香りと、
軽快なラッパみたいな笛の音が。
上野公園で、
ネパールフェスティバルをやっておりました。
強めの勧誘を断り断り、なんとか
・カレーとナン、
・タンドリーチキン的なセット、
・チャウミン(焼きそば的なの)、
・生ビール
を購入し
食べはじめました。
と、すごく微妙そうな顔をしていた4歳の息子が
「お茶は~?」
なんと、持ってきた水筒のお茶はもう空っぽ。
大事な息子たちが、脱水症状寸前です。
ナンカレーを一口だけほおばり、
空腹感がむしろ増幅された状態で、お茶をフラフラ買いにいきました。
やっと見つけた「お~いお茶」
値段300円(お~い。。。)
見なかったことにして別の店へ
同じくただのペットボトルの「お~いお茶」がやっぱり300円
結論、どうしたかと言うと、、、
買いました。
しぶしぶ買いました。
そして席に戻って妻に愚痴
「お茶買ってきたよ~。」『300円でな。』
「いやだってさ、ちょっと探したけど自動販売機見つからなかったし、お腹減ってたし、息子たちに早く水分を、、、もういいやと思って。。。」
かくして、いたって普通のペットボトルのお茶
自動販売機やコンビニであれば140円のお茶を、300円で購入しました。。。
ここに、お茶を300円でも買ってしまう3つの顧客心理が隠されているんです。
3つの顧客心理とは次のとおり。
1.人には「楽に、早く、簡単に、安く」という本能的な欲求がある
2.快を得るよりも、痛みを取り去りたいという欲求が強い
3.人は「共感」してもらいたい欲求がある
今いくぶん冷静さを取り戻しておりますので、
鈴木の購買心理を分析してみます。
1.「楽に、早く、簡単に、安く」
「深海」展を見終わって、1時半を回っており、くたくたで、お腹ペコペコだったので、手っ取り早く、どこかで空腹を満たしたかった。
2.「快よりも、痛み」
相場どおりの140円のお茶を買う(ことの快)よりも、
もうお腹が空いた(という痛み)を早く解消したかった。
3.「共感してもらいたい」
席に戻って、300円だけど、購入したことの正当性を妻にくどくど説明した
(それは大変だったね~。と言ってもらいたい)
まさに3つの顧客心理どおりです。
何が言いたいかというと、
起業家、そして、エステ/セラピー10年プロの皆さんも、
ホームページや、メルマガ、ブログで、自身の商品・サービスのことを書くと思いますが、
・なぜ販売しているか、の前に
・どんな信念で販売しているか、の前に
・どんなベネフィットが得られるか、の前に
・なぜお客さまから選ばれているか、の前に
・競合他社との違い、、、
を書く前に、
1.人には「楽に、早く、簡単に、安く」という本能的な欲求がある
2.快を得るよりも、痛みを取り去りたいという欲求が強い
3.人は「共感」してもらいたい欲求がある
をいう、3つの顧客心理を理解し、
あなたのサービスを
・楽に、簡単にできるように見せられないか
・快よりも、痛みに訴求できないか
・あなた(の理念、経験)に共感してもらう自己紹介ができないか
を是非、考えてみてはいかがでしょうか。
では、また。
カテゴリー: 高価値化
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このブログを書いた人
鈴木智夫 あだちWEBサポートセンター代表/WEBエンジニア・マーケティングコーチ
プログラマー、システムエンジニアを10年経験後、デザインを学び、デザイナブルなホームページを数十サイト作るも、売上に貢献したサイトは0(ゼロ)
ところが、あるポイントに気がつき、広告に頼らない「自然検索」で上位表示し、かつ、高成約率(高反応率)で集客・売上に貢献する、再現性のある仕組み化(テンプレート化)に成功。サポートした会社・個人事業主は、業界トップクラスの収益をあげている。
その後、足立区への引越しや、妻の出産を機に、私たち大人が、「好きなことを一生懸命やって成功したよ。」と背中で語れ、それを見た子供たちも、「僕も・私もそうしよう!」と思ってもらえる未来創出を決意し、2016年起業。
現在は、「家族とお金」をテーマに、時間とお金、両方を手に入れたい1人型起業家のサポートをしている。