車椅子の娘さんとお母さんの話し
ある夏の平日に、車椅子の娘さんと、そのお母さんが
デパート8階での用事が終わり、
エレベーターで降りようと待っていました。
どのエレベーターもとても混んでいて、
何基かやり過ごしても乗れませんでした。
そして、次のエレベーターの扉が開いた時、
お母さんは、ものすごく勇気を出して
知らない人たちに問いかけました。
『すみません、車椅子を使用しているので、
エレベーターをどなたか譲っていただけませんか?』
1台目のエレベーターは 30秒ほどドアが開いて
無言でドアが閉まりました。
2台目
お母さんが声を発する前にドアが閉まりました。
3台目
専用のエレベーターを使いなさい、といらぬアドバイスをされました。
(専用のエレベーターだって健常者とベビーカーでいっぱいです)
4台目
入口のサラリーマンが ちょっと後ろに下がって
くれましたが、車椅子が入れるスペースはありません。
みんな 黙って 誰か降りてくれないかという空気が流れたので
『すみません、結構ですからお先にどうぞ』と
健常者たちに エレベーターを譲りました。
5台目に
デパートの人が乗っていて
やっと 2階まで降りることが出来ました。
4時10分にデパート8階での用事が終わり、
2階まで降りることが出来たのは
5時を少し回った頃だったそうです。。。
その話しを知り合いのFacebookで拝見したときに
お恥ずかしながら、こんなことを思い出しました。
あるとき鈴木は駅の階段で、スマホで乗り換えを確認しながら階段を登っていました。(歩きスマホです。はい。すみません。)
ふと、「手伝います。」という声が聞こえたので何かと思って振り返ると
ベビーカーを持って階段を降りるお母さんに別の女性が声をかけたところでした。
鈴木も追いかけていって「手伝います」と言えた距離感でしたが、
なぜか身体がとっさに動きませんでした。。。
また、人種差別に関するある研究結果があります。
実験データによると、非黒人の人は、黒人が不当に差別されていることを、心理的に嫌っており、
もし黒人差別のシーンに直面したらひどく動揺するだろうと、本人は考えているようです。
しかし、実際に計測してみると、黒人が差別されたり不利益を被ったりする場面に遭遇しても、
自己評価するほどには動揺しなかったということです。
つまり、人は、
【頭で想像する理想的な自分】と、【現実の自分】には乖離があるということです。
何が言いたいかというと、、、
一つは、今現在のこの豊かな日本においても、車椅子の人がそんなに苦労する現実がある。
ということを少しでも広くお伝えしたかったこと。
もう一つは、
過去に自分は、動くべきときに実際に動けなかった。
次に動くべきときがきたら、必ず動こうと決意した。
そして人は、一般的に、
(自分の行動を正当化するつもりは微塵もありません。一般的な人間の性として)
自分の正義感を過大評価していることに、本人が気づけていない傾向がある。
ということです。
だから少なくとも今、鈴木としては、
鈴木の過去の実績からして、鈴木の正義感、そうでもないかもよ。
ってことを肝に言い聞かせて、
車椅子で困っている人がいたら
『車椅子の人が乗れないから、どなたか私と一緒に
エレベーターを降りて車椅子の方に譲りませんか?』
と声をあげて、少なくとも鈴木は行動しよう。
実際にその場になったら、「発言」して「行動」しよう。
と決意した。
「考えること」と
「言うこと」と
「やること」を
一致させよう。と決意した。
ということです。
(とりとめなくてすみません)
それでは。また。
カテゴリー: 高価値化
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このブログを書いた人
鈴木智夫 あだちWEBサポートセンター代表/WEBエンジニア・マーケティングコーチ
プログラマー、システムエンジニアを10年経験後、デザインを学び、デザイナブルなホームページを数十サイト作るも、売上に貢献したサイトは0(ゼロ)
ところが、あるポイントに気がつき、広告に頼らない「自然検索」で上位表示し、かつ、高成約率(高反応率)で集客・売上に貢献する、再現性のある仕組み化(テンプレート化)に成功。サポートした会社・個人事業主は、業界トップクラスの収益をあげている。
その後、足立区への引越しや、妻の出産を機に、私たち大人が、「好きなことを一生懸命やって成功したよ。」と背中で語れ、それを見た子供たちも、「僕も・私もそうしよう!」と思ってもらえる未来創出を決意し、2016年起業。
現在は、「家族とお金」をテーマに、時間とお金、両方を手に入れたい1人型起業家のサポートをしている。