歯を削らずに白くする!?マーケティング的視点で分析してみた
「歯を削らずに白くする!」
ある新聞広告
新聞をパラパラめくっていたら、
ある一面広告に目がとまりました。
一般的に、
新聞に広告を出すとなると、
結構なお金がかかります。
例えば日経新聞の場合、
一面広告2,000万円!だそうです。
ですので、
新聞広告だす場合、
もう、必死ですよね。
必ず成果をあげたいので、
もう、ありとあらゆるマーケティングのノウハウが詰め込まれている訳です。
広告レビュー
そこで今回は、
実際に出稿されていた
【ホワイトニング用の歯磨き粉】
の「キャッチコピー」や「構成要素」について、
鈴木なりのレビューを行ってみたいと思います。
、、、
ポイント1
「歯を削らずに白くする!」
↓
こちら、タイトルですが、構造を分解すると
「痛みを伴わないで、ベネフィットを手に入れる(方法)」
という構造です。
よく、
「◯◯を手に入れて、XXになる方法」
というパターンもよく使われますが、
基本的には同じパターンで、
お手本にできるキャッチコピーの超有効な型です。
ポイント2
「日本初の薬用歯みがき!?」
↓
世界初、日本初、業界初、初公開など、
◯◯初!とすることでニュース性が高まり、
興味を引きつけます。
ポイント3
60歳からでも、白さに自信!
↓
ターゲットが明確です。
ホワイトニングを気にされる60歳以上がターゲット、
というのが明確ですね。
ポイント4
1本で、8つもの効き目
①歯を白くする
②タバコのヤニ除去
、、、
、、、
↓
ベネフィットの列挙ですね。
ポイントは、
メリットではなく、ベネフィット
ということ。
その製品仕様があることで、
日々のライフシーンがどう変わるのか、
魅力的な未来が手に入る!ということを具体的に述べます。
、、そういう意味では
「①歯を白くする」はメリットであって、
ベネフィットにするためにはまだ改善の余地があります。
例えば
「①笑顔に自信がもてる」
とか。
ポイント5
先着◯名様限定 □□プレゼント
↓
出ました。限定性!
「3日間だけ」「◯月X日までに」「先着10名様に」、、、
限定性はとにかく感情が動きます。
ポイント6
通常価格◯円のところ、お一人様3本まで△円
↓
出ました。希少性!
上の限定性と似てますが、
「100本限定」「1日10個のみ」「4年に1度の」、、、
これも感情が動きます。
ポイント7
お電話でのご注文限定でさらに特典あり!
(受付は、電話かFAXかハガキ)
↓
人は特典、おまけが大好きです。
「あ~その特典だけでも欲しいんですけど~」って思わせられたら最高です。
しかもターゲットが明確なので、
お申し込み方法を限定しています。
(電話かFAXかハガキ)
WEBからの申込みは不要、
という訳ではないはずですが、
ターゲットが、
新聞から情報収集を行う60歳以上、
なので、あえて載せていないものと思われます。
一般的に、
人は選択肢が多くなると混乱します。
混乱すると人は動けなくなるので、あえて
電話かFAXかハガキの3つに限定しているんだと思います。
いかがでしょうか。
新聞広告、マーケティングのノウハウ、てんこ盛りです。
あなたも、
自分のマーケティングやセールスに何か活かせないか!?
という視点で新聞広告を眺めてみてはいかがでしょうか。
では。また。
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このブログを書いた人
鈴木智夫 あだちWEBサポートセンター代表/WEBエンジニア・マーケティングコーチ
プログラマー、システムエンジニアを10年経験後、デザインを学び、デザイナブルなホームページを数十サイト作るも、売上に貢献したサイトは0(ゼロ)
ところが、あるポイントに気がつき、広告に頼らない「自然検索」で上位表示し、かつ、高成約率(高反応率)で集客・売上に貢献する、再現性のある仕組み化(テンプレート化)に成功。サポートした会社・個人事業主は、業界トップクラスの収益をあげている。
その後、足立区への引越しや、妻の出産を機に、私たち大人が、「好きなことを一生懸命やって成功したよ。」と背中で語れ、それを見た子供たちも、「僕も・私もそうしよう!」と思ってもらえる未来創出を決意し、2016年起業。
現在は、「家族とお金」をテーマに、時間とお金、両方を手に入れたい1人型起業家のサポートをしている。